「平成25年度青年就農給付金準備型セミナー」を開催しました

 

 平成24年4月から就農にむけて研修を行う場合,一定要件を満たす方を対象として,国が年間150万円給付する青年就農給付金事業があります。みやぎ農業振興公社は,宮城県の青年農業者等育成センターとして,準備型の給付主体となっています。

 給付対象者の中には,研修終了後,親族の農業経営を承継予定の者もいることから,円滑な承継の推進を目的に,平成25年12月10日,宮城県農業・園芸総合研究所を会場として,給付対象者や関係機関等約40名の参加による青年就農給付金準備型セミナーを開催しました。

 はじめに,宮城県農林水産部農業振興課の板橋技師から平成26年度における就農支援施策について情報提供がありました。青年就農給付金の拡充及び就農支援資金の改正予定の項目,就農計画の認定が県から市町村に変更となる点など経過措置等を含めて説明がありました。

 その後,「事業承継に伴う留意点」と題し,税理士法人スクラムマネジメントの三井税理士から御講演をいただきました。承継には財産承継と経営承継があることや,財産承継時に関連する相続税や贈与税など税務面での留意点を主にお話しいただきました。

 取引先との信用等も関係することから,一定のプロセスを経て承継していくことや,発生主義による正確な貸借対照表がなければ既存資産の移転も難しいことを事例をもとに試算することで,参加者は会計等財務管理の重要性を得心できたようです。
当公社では今後も青年就農給付金事業を推進するため,関係機関と連携を図りながら給付対象者の事業承継にむけて支援していきます。

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