「みやぎ農業見聞のつどい」を開催しました
去る,令和3年10月2日(土),仙台市若林区「JRフルーツパーク仙台あらはま」にて,新規就農への第一歩として,農業を職業(仕事)として興味を持たれた方,考え始めた方等に対し,独立自営就農や雇用就農につながる一助となることを目的に,仙台ターミナルビル(株)のご協力のもと,「令和3年度 みやぎ農業見聞のつどい」を開催いたしました(※今回は応募者多数のため,厳正なる抽選にて15名の参加者を決定させていただきました。)。
はじめに,JRフルーツパーク仙台あらはまを運営する仙台ターミナルビル㈱より,震災復興後の集団移転跡地利活用事業への参画,一年を通した観光農園を実現するための気候と作目に関する講義を行い,研修会終盤には,実際に果樹園をめぐり,栽培方法の研修を実施しました。
仙台ターミナルビル㈱の「震災復興」・「農業振興」・「地域連携」を軸とした,現在の取組状況と今後の事業展開,果樹栽培に関する理解を深めました。
続いて,「先輩農業者の事例紹介」では,仙台市若林区 株式会社仙台あぐりる農園の代表 小倉真紀氏,村田町で自然農場 風天を経営する中山建氏のお二方を講師としてお迎えし,就農の道筋・心構え,就農前に検討すべき事項等についてご講話頂きました。
参加者は,「農地・住居探しは最低でも半年前から」,「仲間づくりと情報共有の大切さ」,といった実体験からなる金言に耳を傾けていました。
今回は新型コロナウィルス感染拡大のリスクを考慮し,開催時間や参加人数等を調整し通常よりも規模を縮小した形で開催致しましたが,農産物の収穫体験も取り入れながら,参加者等のご協力をいただき,盛況の内に終了することができました。次回以降の開催では,皆様からのご意見・ご要望を踏まえ,よりよい研修会となるよう努めて参ります。引き続き,当公社並びに関係機関の連携のもと,定期的に就農相談会を実施する等,新規就農者の県内定着に向けて活動を展開していきます。
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