自分にあった就農スタイルをイメージしてみましょう
就農までにしなければいけないことを整理し,就農までのスケジュールを立てましょう。「就農する動機」「どのような形で農業に携わりたいか」等,目的をしっかり持ち,明確にしておくことが重要です。また,農業をはじめることについて,家族間での話し合いも同時並行で進めましょう。
就農活動をどのように進めたらいいか分からない場合等は,当就農相談会をご利用ください。また,お近くの市町村農政課等にご相談するのもおすすめです。
農業が自分に合っているかどうか適性を見極めましょう
農業は「やる気」・「体力」・「根気」が必要です。就農相談イベントへの参加,農業生産現場への見学・短期農業体験,農業経営者から経験談を聞く等して,農業が自分に合う職業かどうかを見極めましょう。
就農相談イベント・見学・体験活用ツール
自身が目標とする就農ビジョンを明確にしましょう
見学・農業体験等を通して,自分がやりたいことを具体化することが大切です。就農タイプ(独立自営就農,雇用就農,親元就農)の選定,就農希望地や研修先を整理しましょう。
就農形態別のポイント
独立自営就農(農地や機械を所有し営農する)
どこで何を栽培し,どのように販売するかを明確化しましょう。
雇用就農(農業法人等に就職する)
同じ作物であっても個々に経営方針が異なるため,自分がやりたい作目と栽培方法を明確にしましょう。
親元就農(親元への就農)
自分がやりたいことを家族間で共有し,方向性を明確にしましょう。
目標が明確になったら,自分が希望する農業経営を行う経営主から話を聞き,実際の現場で手伝いに入る等して,より具体的に農業経営のイメージを固めましょう。
資金の計画を立てましょう
自分が目標とする農業を具体化できたら,栽培や資金繰りの計画を立てましょう。研修する場合は、研修期間中の生活費や就農前の準備にかかる経費も考えます。具体的には農地を借りたり,ハウスや畜舎の建設,トラクター購入等のほか,種代や肥料代等,営農に必要な資金が必要になります。
また,現金収入が入るようになるまでの期間も考え、生活資金を含めた資金計画をしっかり立てましょう。
なお,新規就農者向けの各種支援制度や「青年等就農資金(無利子資金)」を活用することも1つの方法です。
就農後5年間の計画をたて借入金の返済も含め経営が軌道になる時期を確認しましょう。
農地・住居の確保
農業を始めようとする場合,農地・住居の確保が必要になります。
農地の確保
農地を取得したり,借りたりする際は農地法に基づく許可が必要になります。
まずはその農地がある市町村の農業委員会に相談しましょう。
但し,相談窓口に行けば必ず農地情報が得られるとは限りません。農地は所有者である農家にとって生産基盤であるとともに,個人の財産でもあります。
ポイント
- 農業委員会に相談にいくと同時に,親戚や知人で農地情報を持っていないか探してみましょう。
- 一番大切なことは「信頼」です。その地域で認知され,「この人なら任せられる」といった信頼を得られれば,農地の確保への道は近くなります。
- 「信頼」を得るためには,農業体験や研修期間中に積極的に地域の方と関わり行事等に参加し,人脈を作ることが大切です。
住居の確保
農業は自然条件に左右される職業(仕事)です。適切な栽培管理をしていくためには,できるだけ住居は農地の近くにあることが望ましいです。就農予定地の市町村等を通じて公営住宅・アパートを借りる例が多いです。また,空き家を紹介している地域もあるので,就農希望先の市町村窓口で相談してみましょう。
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