新規就農支援制度

本格的に農業を始めるために研修を受けたいと考える方,農業技術を取得し,就農地の市町村から認定を受けて「認定新規就農者」となった方は,国や県・各市町村から様々な支援制度を受けることが出来ます。以下の制度を有効に活用し,農業者となるために良いスタートを切りましょう。

農業をはじめるにあたっては,事前に正しい情報を収集し準備することが大切です。ステップに応じた支援がありますので,長期的な視野を持ち,無理のない計画を立てるように心がけましょう。

STEP1

~まずは農業現場で体験・見学!~
就農を検討中の方へ

農業に興味をもったものの,農業は実際にどんなものだろう,自分に出来るのか等不安に思う方は多いと思います。農業現場を実際に見て,経営者から話を聞いて,農作業を体験して,就農するイメージを具体化しましょう。以下の当方で実施する「農業体験(見学・短期体験研修(3日以上))」,「就農希望者向けの研修会」に参加しましょう。

①農業体験・見学をしてみる
仕事として,職業として農業に関心のある方が,実際の農業現場で見学・短期農業体験ができます。

【対象者】
当方で実施する就農相談会に参加された方で,体験・見学が有効と判断された方
【内容】

希望内容に沿った受入先を当方で調整します。

見学:半日程度
短期研修:3日以上
※現地までの経費は自己負担となります。

②就農希望者向けの研修会に参加する
当方では,関係機関と連携しながら,現地視察研修会やオンラインセミナーを開催しています。先輩農業者の実践報告や農業生産に係る講座等を盛り込んだ内容となっています。農業に興味のある方は是非ご参加ください。開催時期はWEBサイトを通じてお知らせいたします。

農業体験

STEP2

~支援制度を活用しながら就農準備を進めましょう~
本格的な就農・就職に向けて研修を始める

情報収集と平行して農業体験や見学を通して,就農することを決意した方に向けて,無収入になる研修期間中の生活費の一部を支援する研修制度「新規就農者育成総合対策(就農準備資金)」があります。

新規就農者育成総合対策(就農準備資金)とは?

交付額:最大150万円/年(最長2年間)

次世代を担う農業者となることを志向する方に対し,就農前の研修を後押しする資金を交付します。宮城県認定研修機関で研修を受けた方が対象です。また,就農予定時の年齢が原則50歳未満,次世代を担う農業経営者となる事についての強い意志を有し,研修終了後1年以内に独立就農もしくは雇用就農する必要があります。

新規就農者育成総合対策(就農準備資金)

STEP3-1

~将来の営農に向けて~
独立就農に向けてしっかり計画を立てる

青年等就農計画を作成し,認定新規就農者になることを目指しましょう。
「認定新規就農者」になると,様々なメリット措置があります。
無利子・無担保で資金を借受ることが出来たり,就農後の不安定な時期に経営が安定するまで年間最大150万円を交付する支援制度「新規就農者育成総合対策(経営開始資金)」の活用対象となることができます。

※認定新規就農者は,就農地の市町村に「青年等就農計画」の認定を受けた方のことです。「青年等就農計画」は,各地域の基本構想に基づき,営農開始5年目の目標を示す計画書のことを指します。

【認定新規就農者のメリット】
●青年等就農計画に記載した農業経営の目標が達成できるよう,市町村や県農業改良普及センターから指導を受けられます。
●青年等就農資金(無利子融資)を無利子で借受できます。
●新規就農者育成総合対策(経営開始資金)の活用対象となります。   等々

STEP3-2

~安定した給与を貰いながら農業を始める~
農業法人等への就職を目指す

みやぎ農業振興公社では,無料職業紹介事業を実施しており,求人登録のある農業法人等の紹介を行っています。
県内の農業法人等で働いてみませんか?
「ハローワーク」でも農業法人等の求人を調べることができます。

【無料職業紹介事業】
  • 公益社団法人みやぎ農業振興公社
    無料職業紹介事業 許可番号:04-ム-300011

その他
~地域の支援制度も探してみましょう~

市町村の支援制度を調べる

県内各市町村で新規就農者向けの支援制度があります。各市町村の新規就農担当課(農政課等)に相談してみましょう。
移住とセットでご検討の方は移住に関する支援制度もありますので,各市町村移住担当課へお問い合わせ下さい。

みやぎ移住・交流ガイド

参考

みやぎ農業振興公社では就農希望者のほか,既に新規就農者された方,各関係団体等へ支援を行っています。

新規就農者・青年農業者への支援事業一覧